【女性コラム】社会課題となった「生理」のこと。

 今は誰もがいろんなSNSで発信できる時代。 「生理」というキーワードで検索すると、溢れかえるほどの発信がヒットする。 また、コロナ感染拡大により「生理貧困」という言葉がブームのように広がり、また、外出できないストレスから体調不良を訴える書き込みも多く見かける。 

これらに対して、女性向けのサービスの数は、随分と増えたように思いますし、それをセルフケアの一環として取り入れる女性も増えたように感じる。 


 ただ、それでもこれだけ困る女性が多いのはなぜか? 

 

私たち女性が、女性であるがために経験する「生理」という一つにおいて、何かしら「いやだな」「面倒だな」「しごとに行きたくないな」と感じている女性はとても多い


 そんな私たちが、これらのことで困った時に頼る先は、大きく分けて2つ。 

一つは「病院(医学・医療)」。

もう一つは、セルフケアとしての、何らかの商品やサービス。

実際に私が関わって来た女性には、自分なりにセルフケアをしている女性は沢山いる。

だけど、「なんとなく体に良いことをしているのは確か。
でも、自分が実際解決したかったことは大して解決していない」という女性がとても多い。
もしかしたら、あなたもそうかもしれない。 

それは、そもそも、自身のからだのメカニズムを知らないで、周りが「よい」と言ったものを丸のみして選んでいる可能性が非常に高いからだと私は感じていて。
友達に合うものが自身に合うとは限らない。
どんなに高評価の商品サービスでも、それがあなたにフィットしているとは言い難い。
例えば、「生理不順」一つとっても、原因は様々。
お友達の生理不順と自身の生理不順が、同じ原因で起こっているとは限らない。むしろ、違う場合が多い。

さらには、自身が生理不順だということさえ、
気が付いていない女性もいる。

生理不順の延長線上に「不妊」があって(※不妊の原因の全てがこれだとは限りません)。
今や国が「医療費を全額負担する」と言い始めるほどのこの課題も、女性が生理をメカニズムの視点から理解し、「心配のない生理とはどんな生理か?」を知って自身と照らし合わせ、自身が婦人科にかかるべきか、それとも商品サービスでよいかの判断ができていないことが大きいと、私個人的には感じる。 

ー次回は、これを解決するにはどうすればよいかを、皆さんと一緒に考えようとおもいます。
ぜひ、次号も足をお運びください。 


上野宏子

山口県在住。
婦人科スポーツ医学×NLP心理学のスキルを融合させた独自のスキルを持つ。

-活動内容。
男女ひとりひとりが『生理』と向き合う。それは、これからの社会において、もっとも深く、大切なこ と。」をベースに、女性が生理や更年期を理由に夢やキャリアを諦めない社会づくり×男性がセクハラトラブルに巻きこまれない社会づくりに関する活動を展開。

女性だけのからだに起こる「生理」「更年期」「閉経後」「婦人科疾患「妊娠や出産産前産後」の体と心の変化のメカニズムを、小中学生にも理解できる内容にして届けることができる。また、女性だけでなく、男性こそをサポートするサービスを持つ、かなりレアな存在として注目を浴びる。

女性を生理や更年期を理由に離職させない×男性をセクハラ問題から守る×若者育成×少子 化に対応するブランディングに対応する、オリジナル研修やサポートを提案・実施。

女性だけのからだに起こる「生理」「更年期」「閉経後」「婦人科疾患「妊娠や出産産前産後」のメカニズムを、小中学生にも理解できる内容にして届けることができる、レアな存在。

詳しくはコチラ。

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